「このままじゃ…みんなが…」 みこはホロウィッチボトルを強く握る! しかし! 東急2122F「だめ…今のあなたが変身なんかすれば…」 東急2122Fの言葉にみこは悔しそうに唇を噛む…。 ジャベリン・ランス「そろそろ決着にするか?」 ジャベリン君はそう言いながら晴れる道と田中ぷりん、 そして咲良うたを一瞬で吹き飛ばすのだった…!
数分前、鎖につながれたみこのもとに現れたのは東急2122Fと東急3121Fだった。 さくらみこ「二人とも…」 東急2122F「今、ホロウィッチ達が下で戦っている」 東急3121F「今回はさくらみこ、お前の救出作戦だ」 さくらみこ「でも、かおす8696Fの護衛は…」 みこは心配そうに聞く。 東急2122F「ドリームかおす様はそれだけお前の事を救いたいんだ。 危険を冒してでも、手を取ってくれたお前の事を」 と言いつつ、鎖を砕くと機械からホロウィッチボトルを取り外し、東急2122Fがその中身を見る。 東急2122F「これは…」 みこのボトルの中身はほとんどなくなっていた…。 「…ごめん…せっかく、来てくれたのに…もう…みこ、駄目みたい…」 そう呟くみこからはホロが感じ取れなかった…。 しかし、東急3121Fはみこのボトルが組み込まれていた機械に もう一つボトルが設置できる場所を見つける。 東急3121F「そういうことか…」 東急2122F「何かわかったのか?」 東急3121F「おそらく、あの紫のさくらみこはこの機械を使ってさくらみこのホロウィッチボトルから生み出されたのだろう。 ジャベリンの奴が晴れる道OGのミクダヨーを作ったように、人工的に」 さくらみこ「…違うよ…」 それを否定したのはみこだった…! さくらみこ「みこのホロを奪ったのは、バグちじゃない…」 東急2122F「なに?」 東急3121F「長話している場合じゃない! 晴れる道達にさくらみこの救出を伝えるぞ!」 そして現在、ジャベリン、バグち、そして空野みなもと咲良うたのミクダヨー相手に 晴れる道とプリキュア、オルケリア達は全滅の危機を迎えていた…! さくらみこ「こんな時に…みこは…」 東急3121F「耐えて、今のお前が変身しても数秒も持たない… それに、サニーエナジーが尽きれば晴れる道会員だった記憶も消えるんだぞ」 東急3121Fの言葉に悔しそうにするみこ…。 さくらみこ「どうすれば…」 咲良うたは吹き飛ばされた先で瓦礫を崩しながら立ち上がる。 しかし、体力も残りのサニーエナジーも僅かだった。 変身を維持するのがやっと… そんな時だった! 「ニャー」 鈴の音と共に白い猫が一匹、瓦礫の中から飛び出す もともと廃ビルの中に居たのだろう 戦闘に驚いたのか、走って逃げ出すが… 咲良うた「危ない!!」 うたがそう叫ぶ! その声にほぼ全員の視線が猫に集まった! 猫の上からは巨大な瓦礫が振ってくる! うたはジャンプしようとするがダメージのせいですぐに落下してしまう…。 咲良うた(だめ…間に合わない…!) うたは目を瞑りかける しかしその時、うたの真横を何かが通り過ぎる そして… 晴れる道「ぐぅっ…!?」 ジャベリン・ランス「なっ!?」 猫を庇うように抱きながら、瓦礫の直撃を受けたのは…晴れる道だった! 抱きしめられた猫は無傷だったらしく、晴れる道の手から抜け出ると晴れる道を心配するように鳴く 晴れる道はと言えば巨大な瓦礫の直撃のせいで車掌状態が解け、ボロボロになっていた そんな光景を見たジャベリン君が舌打ちをする…! ジャベリン・ランス「…アイツ、何してるんだ?」 晴れる道は猫に苦しそうに笑顔を向けるとその頭をそっと撫でる そんな晴れる道の目の前にジャベリン君がそっと降り立った ジャベリン・ランス「言ったよな、次はないと」 ジャベリン君はカシノトオリを持つ…! そんなジャベリン君を猫が威嚇する! しかし、それでジャベリン君が止まるはずもない…! ジャベリン・ランス「もういい、消えろ」 さくらみこ「…」 その光景を見ながらみこはホロウィッチボトルを握りしめる…! さくらみこ「ごめん…東急2122F、東急3121F…かおす8696F…みんなにごめんって伝えて」 東急2122F「さくらみこ? 待て…何を…」 東急2122Fが言い切る前にみこは走り出す。そして… さくらみこ「ホロウィッチボトル、イン…フューズ!!!」 魔法少女の姿に変身するみこ 同時に叩き落ちるカシノトオリ みこは晴れる道を結界で守るが、結界は一瞬で砕け散る その後、一瞬でみこは晴れる道と猫を庇うように抱きしめ、そして押しのける 同時に最後の『ホロ』が枯れ、変身が解けてしまう 晴れる道・うた「やめ…」 晴れる道とうたは必死に手を伸ばす しかし無情にも…ジャベリン君から落ちるカシノトオリを止められるものは誰もいなかった… ドカッ! そんな音と共にみこの頭にカシノトオリが落ちる…。 咲良うた「…」 そしてほんの一瞬遅れてみこの頭から血が吹き出す…。 晴れる道「そん、な…みこ、ち…みこぢぃぃぃっ!!!」 晴れる道の絶望の声が響く…。 他のプリキュア、オルケリア達も目を見開いたままその光景に釘付けになる…。 咲良うた「なん、で…」 咲良うたは、まだ何が起きたのか理解できない顔をしていた…。 咲良うた「なんで…!!」 晴れる道「うわぁぁ〜〜っ…うっ…うう〜〜〜っ!!」 晴れる道は死んでそうなみこを見て、大泣きしている…。
咲良うた「なんで…!!」 うたの悲痛な叫びが廃ビルに響く ジャベリン・ランス「…ちっ、面倒なことをしやがって…」 ジャベリン君は再びカシノトオリを拾うとうたにカシノトオリをお見舞いしようとする! しかしそんなジャベリン君に晴れる道が飛び掛かる…! その表情は普段の優しい晴れる道からは想像できないほど 怒りと悲しみに満ちた泣き顔だった…! 晴れる道「貴様…みこ、ぢ…うわああああああああっ…うっ…あぁ〜〜〜っ!!!」 ジャベリン・ランス「ほう、いい顔をするじゃねえか、晴れる道」 ジャベリン君は晴れる道の攻撃を受け止めそのまま戦闘を再開する 一方東急2121F達はみこのそばに集まり彼女に回復魔法をかけていた 東急2122F「まずい…傷が深すぎる…!」 東急5184F「みこ、みこ、頑張れ!」 東急5184Fの言葉に東急4111Fが泣きながら必死に声を出す! 東急4111F「みこ、しっかりしなさい!」 みなもも合流し、回復魔法をかける事でようやくみこが薄っすら意識を取り戻す…! そんなみこに、バグちが問いかけた。 バグち「なん、で…なんで私を庇ったの…」 さくらみこ「…バグちは…なんで、その子を庇ったの?」 みこは朦朧としながらもバグに問い返す。 その子…白い猫はバグを見上げた。 バグちは目を逸らす。 バグち「知らないよ…勝手に、身体が動いたんだ…」 さくらみこ「にぇへへ…やっぱり…同じだね…みこも…そうだったよ…」 バグち・晴れる道「…!」 わずかに笑ったみこはそのまま意識を失う それを見たバグちと晴れる道は目から涙を零しながらみこに向かって手を向ける 空野みなも「あなた達…何を!?」 みなもは警戒するもののみこの治療を止めるわけに行かず何もできない…。 しかし次の瞬間、バグちと晴れる道の手から放たれたのは…W回復魔法だった。 バグち「私は、妖精をベースに作られたホロウィッチと串刺しオゾンの力を持つ人工生命体。 ジャベリン様のキボクラパワーと機械によって生み出された。 だから、変身しなくても、回復魔法なら使える」 晴れる道「私も…何もできない訳がない!みこちを絶対に助け出す!」 空野みなも「…あなた…」 みなもは改めてバグちの顔を見る その顔は…とても優しく穏やかだった バグち「負けたよ…みこち…」 晴れる道「みこち…!無事助かってください…!」 さくらみこ「………」 どんどん流れる血の量が減り始め、傷が消えていく バグち「ホロウィッチボトル越しに、あなたの絶望を力に変えて戦ってた。 本来、ジャベリン君の計算ではもっと早くあなたのホロは消えるはずだった。 でも…あなたは『ホロ』を…光を失わなかった。 力なんかなくても…私たちを助けてくれた」 空になったみこのホロウィッチボトルが小さく光る。 バグち「…返すよ、あなたの希望の光…私の心に生まれた『ホロ』を…だから…目を開けて、みこ」 バグはみこの手を握りしめる バグち「私が…こんなお願いするのは図々しいってわかってる…でも、あなたなら…できるはずだから。 だから…目を開けて…ジャベリン君を…救って!」 バグちのその言葉に、みこの手が強く反応し、握られた手を握り返す。 東急4111Fたちと、みなもは回復しながらそれを静かに見守っていた…! 晴れる道「みこちに…何をしたんだぁッ!!!」 目から溢れる涙を散らしながら怒りに満ちた表情で晴れる道は ジャベリン君を何度も力任せにパンチし続けていた…! しかしその全てをジャベリン君は払い除ける ジャベリン・ランス「そうだ、その顔が見たかった! 何が希望の魔法少女だ! 誰一人救えない、それがお前だ、晴れる道!!」 そして、ジャベリン君は晴れる道を力いっぱい地面に叩きつける…! 晴れる道「がっ!?」 命を落としそうになるほどの衝撃に晴れる道の意識が一瞬飛びかける…! そして、晴れる道とさくらみことのこれまでの思い出がフラッシュで流れていく…!
晴れる道の身体が駐車場に生えていた木に叩きつけられた 晴れる道「か、あ…」 いくつもの枯れ葉が舞い落ち、倒れた晴れる道に振り積もる ジャベリン・ランス「本来ならホロキャス界の化身に言うことを聞かせるためにさくらみこを人質に取ったんだが、 無駄になっちまったみたいだな」 晴れる道「…ごめん、ね…助けて、あげられなくて」 ジャベリン・ランス「What's!?」 晴れる道「私…何も、してあげられなかった…ごめんな…」 晴れる道の頬を涙が伝う その涙にジャベリン君は怒りを覚える ジャベリン・ランス「今更、何がごめんだ!!」 晴れる道にカシノトオリをお見舞いしようとするジャベリン君 しかし寸前で田中ぷりんと田中めろんが間に入る 田中ぷりん&田中めろん「晴れる道さん!!」 ジャベリン・ランス「邪魔だ!!」 カシノトオリでぷりんとめろんを吹っ飛ばすと さらに飛び掛ってきたうた達3人の腹にもカエウタノトオリをお見舞いするジャベリン君 ジャベリン・ランス「グローブをはめて走った♪」 (アストラルフィニッシュ!) 咲良うた・蒼風なな「アァーーッ!」 紫雨こころ「アッ…!晴れる道さん…!」 (パァ〜ン!) 呆気なくキミとアイドルプリキュアの5人は全滅! しかし既にわんだふるぷりきゅあ達も全滅してしまっていた…! 残るはオルケリア達5人のみ…! ジャベリン・ランス「これで、俺たち串刺しオゾンの勝ち確だな!!」 ジャベリン君は素敵に笑みを零す…! しかし! さくらみこ達「まだだよ!!」 希望の声が響く ジャベリン君はその声の主の方を見る ジャベリン・ランス「…さくらみこ、失敗作、それに…なっ…晴れる道!?」 みこは右手を、バグちは左手をお互い強く握りしめ、つなぎ合う! バグち「…私は失敗作じゃない。私も…さくらみこだ!」 晴れる道「…みこちに、バグち…! …良かったっ…!」 晴れる道は涙目でみこちとバグちを迎えた。 みこの隣に立つバグちはそう宣言して黒いホロウィッチボトルを握る。 そしてみこの方を見て頷いた。 みこもそれに答えるように頷く。 みこのホロウィッチボトルにはピンク色の『ホロ』が溢れんばかりに漲っていた! ジャベリン・ランス「バカな、お前の『ホロ』は俺が全て奪ったはず…!」 バグち「ジャベリン…あなたはみこの『ホロ』を…ううん、ホロウィッチの『ホロ』を何も理解していなかった。 ホロウィッチの『ホロ』は力や魔力じゃない! 繋がる希望の光なんだ!」 さくらみこ「バグちの心の『ホロ』がみこに、もう一度立ち上がる力を与えてくれた!」 みこもホロウィッチボトルを強く握る! すると、みこのホロウィッチボトルから分離されるように、晴れる道にも ホロウィッチボトルが出現した! 晴れる道「みこち…! ドリームかおすさん!!」 さくらみこ「変身合図を送って!」 ドリームかおす「あっ!…はい! レピーター、点灯!」 E233系サイ113編成「扉が閉まります。駆け込み乗車は、おやめください。」 ドリームかおす「乗降、よし!発車!」 さくらみこ・バグち「ホロウィッチボトル!」 晴れる道「サニーロードボトル!」 3人「インフューズ!!」 3人の声が重なりピンクと紫、金の光が辺りを包み込む! さくらみこ「みんなの願いを咲かせる祈り! 『巫女』の『ホロ』! 魔法少女みこ!」 バグち「みんなの願いを繋げる祈り! 『夜桜』の『ホロ』! 魔法少女みこ!」 晴れる道「みんなを照らす笑顔の太陽!『晴天』の『ホロ』!魔法青年サニー!」 廃ビルの駐車場にピンクと紫の桜が咲き乱れる! そして太陽が街全体を照らす! みこはバグの手をもう一度強く握りしめ、 バグも答えるようにみこの手を強く握り返す! 魔法少女みこ「バグち、行くよ」 魔法少女みこ(バグ)・魔法青年サニー「うん…私たちがジャベリン君を救おう!」
To Be Continued…
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