晴れる道・オルタナティブ/第55話 のバックアップ(No.2)
超めでたいいろは~こんなに幸せでいいのかな?~*1
兎山悟(以下、悟)「ってなことがあったんですよ。」 上原歩夢(以下、歩夢)「なるほど…確かにそれは妙ですね。」 俺は歩夢先輩にここ3週間のいろはについてのことを話した。 悟「はい。なので同じ女性である歩夢先輩なら、何か知っているのでは、と思いお聞きしたのですが…」 歩夢「う〜ん…すみません、私はわからないね…。」 歩夢先輩でもわからないとなると、どうすればいいんだ? 正直、今のいろはは見るにたえない。 悟「そうですね。よし!やりますか!」 正直まだわからないが、帰ったらいろはに直接聞くことにしよう。 てことは…い、いろはちゃん、もしかして!?) {話したいことがある} とのことだ。 {ちょうど僕も話したいことがある}既読 と、返信し、家に帰ると、いろははリビングの椅子に座って待っていた。 いろははいつも通り笑顔で出迎えてくれたので、どうやら暗い話ではないようだ。 勇介「ただいま。いろは。」 僕はカバンを机の横に立て掛けて、いろはの正面の椅子に座る。 勇介「で、いろは、話って?」 できたみたいなの。」 悟「……へ?」 できた?いろははお腹をさすっている。 いろは「…うん!そうみたい!」 その言葉を聞いて僕はすぐに立ち上がり、いろはに近寄って抱きついた。 悟「ありがとう!いろは!ありがとう!」 いろは「ちょ、悟くん!い、痛いよ!」 悟「あ、ご、ごめん!」 なぜここまで僕は、気づくことができなかったのだろうと、少し後悔したが、今はそれ以上に、喜びが勝っている。 悟「それで、出産予定は?」 でも流石にしんどくて…」 悟「いいや、気づけなかった僕が悪いよ。いろは、よく頑張ってくれた。 いろは「うん…ありがとう!」 こうして、いろはの妊娠が発覚し、俺はすぐに晴れる道に連絡をした。 晴れる道『大丈夫ですよ。どうかしましたか?』 悟「はい。じつは、いろはの妊娠が発覚しまして。」 晴れる道「おお!それはおめでとうございます!」 歩夢「さ、悟さん!!いろはさんの症状についてなんですけど…」 悟「あ!歩夢先輩!実は、この度いろはのお腹に赤ちゃんができたみたいなんです!」 歩夢「いろはさんの症状は妊娠してるん…じゃ、ないかなって…って!?えぇぇ!? お、おめでとうございます!」 悟「ありがとうございます。 いろは「サポートするためですね。わかりました。 歩夢先輩がコピーしに行くと、さっきまでの会話を聞いていた社員たちが、「おめでとう!」と言いにきてくれた。その後、 歩夢先輩がコピーした書類を受け取り、俺はそのまま会社を出て、即座に帰宅した。 それから僕は、いろはが元気に赤ちゃんを産めるよう、精一杯いろはのサポートもしつつ、仕事も頑張り続ける日が続くのであった。 |