晴れる道・オルタナティブ/第35話 のバックアップ(No.4)
これは、大人になったいろは達と、晴れる道・オルタナティブの先輩達の、 プロポーズ良好…?*1
レクリエーションが終わり、最後の夜だからみんなで晩御飯の後に花火をすることになった。 みんなが花火をしている中、私は悟君を連れてみんなの姿を一望できる丘上へとやってきた。 いろは「悟君…これからも末永く、よろしくお願いします。」 悟「こちらこそ、よろしくお願いします。」 美しい花火が上がる中、私たちは少し長めのキスをして、互いに愛を確かめ合った。 皆急にいなくなったことに心配してくれていたようだ。 いろは「大丈夫、ちゃんと見れたから」 口に手を置きながら笑ういろはを見て、左手の薬指に指輪があることに気づいたましろちゃんが問いかけた。 「え?い、いろはちゃんそれって…」「も、もしかして…!?」 いろは「うん。さっき悟くんにプロポーズされて結婚することにしたよ!」 私たちの報告を聞き、笑顔で私に抱きつく者もいれば、涙を流しながら抱きつく物もいた。 晴れる道「そちらにお掛けください」 晴れる道は自身の椅子から立ち上がり、向かい側のソファーに腰掛け、話し始めた。 晴れる道「まずは、長旅ご苦労様でした。羽は伸ばせましたか?」 悟「はい。最近は業務詰めでしたので羽伸ばしになりました。 いろは「あ、はい。ゆっくりできました。」 晴れる道「それはよかったです。卒業前に皆さんとしっかりと思い出を作れたようで何よりです。」 俺の前で卒業について話すということは、粗方何についてこの後話すのか察しはついているようだ。 晴れる道「それでは早速本題に入りましょうか。お話とは一体なんですか?」 晴れる道「いろはさんの左手の薬指に、婚約指輪らしき物があったので、大体は察していましたが…そうですか…ようやくですか。」 悟「ん?よ、ようやく…とは?」 祝福のでもなく、否定の言葉でもなく、出てきた言葉は「ようやく」…考えもしなかった言葉に戸惑いを覚える。 晴れる道「以前から動画内で『あの2人はいずれ結婚するだろう』という話が常に上がっていましてね。 晴れる道「認めるも何も… それに僕たちはずっと、君たちの関係が進歩することを願っていたのですから。」 いろは「ありがとうございます!」 2人して晴れる道に頭を下げて感謝する。 よかった…これで一安心だ。 晴れる道にこのようなことを聞かれた。 プリキュアやアイプリ、スクールアイドルの皆さんと、このチャンネルと共に成長していきたいと考えています。 それに、ここは暖かいので、なかなか離れられませんからね。」 晴れる道「そうですか…こちらとしても嬉しいです。」 悟「僕なんかがここにいても、あまりメリットはありませんよ?」 出演者たちのメンケアは、これまで担当してくれていた誰よりも効力がある。 そして、悟君が代わりにやってくれているラジオやゲーム配信は好評でね。 君はうちに必要な人材なんだ。 晴れる道「それじゃあ改めて、2人ともおめでとう。 悟「はい!これからもよろしくお願いします!」 晴れる道からの期待に答えなければ!と強く決意する悟だった。 ただ、1名だけその日は体調不良で欠席しており、その人には社員の人が伝えてくれるとのことだった。 そして迎えた1月31日、いろはが卒業を発表した。 配信後はネットで話題となり、その日1番調べられた人物となっただろう。 悲しむ声もあれば、応援の声もあった。 いろはは卒業に向けてライブの準備により一層力を入れ始めた。 そう思っていた。 あの瞬間までは… “犬飼いろはの卒業理由、『結婚』だってよ“ 偽情報の投稿が波乱を呼んだ。 |